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小学校時代〜チャマ&升〜 | |
直井 | 「で、ヒデとの出会いが小5。俺、こいつほんとすげえ、『なんてセンスの持ち主だ』って思ったの。集会委員会で一緒になったんだよね。伝説の集会委員会。なんかいろいろ集会を運営するの。たとえば『豆まき集会』とか(笑)」 |
3人 | 「あはははは」 |
升 | 「俺は小5の時からやってて、面白いからそのままやってたんだけど」 |
直井 | 「俺小6からだっけ?」 |
升 | 「そう、チャマ小6から。で、それまではただ普通に司会するだけだったのに、なんか小6から自主的に劇をやったりとか始めて」 |
直井 | 「やってたね。あと、チェッチェッコリってダンスがあって、それをみんなに広めるにはどうしたらいいかって真剣に考えて」 |
升 | 「たしか『なわとび集会』かなんかで、全然関係ねえのに『チェッチェッコリやろうぜ』ってなって」 |
藤原 | 「ふふふふふふ」 |
直井 | 「俺とヒデちゃんと、もうひとりの男の子と、まあ何人かいたんだけど、そいつらと全員組んで」 |
升 | 「それでチャマが。全校の千人ぐらいいる前ですっげー踊ってた(笑)」 |
直井 | 「全部オリジナルの踊り(笑)。で、それ観て千人以上笑ってるだけ(笑)。ただ笑わせたかったの。で、『豆まき集会』の時に『豆太郎』ってのを考えて。俺が豆太郎で、ヒデちゃん鬼の役で。それでもう、ドッカンドッカン」 |
升 | 「ドッカンドッカンだったよね」 |
直井 | 「そん時に俺、こいつ(升)なんてすっげーセンスの持ち主なんだって思ったの。世界が広いって思った。それまで俺とヒロとが築いてきた黄金時代があって、俺らが世界で最強だって思ったの。でもこいつは、ちょっとやっぱ世界が広いわって思った」 |
升 | 「なんか神懸かってたよね、あそこにいた奴ら全員。集会委員会の奴らと、あと面白いからっつって別に関係ないのに連れてきた奴と。委員会に入ってたのにつまんないからってなんもやらせない奴とかもいたよね(笑)」 |
直井 | 「俺ら鬼だったよね」 |
升 | 「すっげー厳しいの」 |
直井 | 「でも俺もヒデちゃんもリーダーとかじゃなくて、どちらかっつったら、なんつうんだろ…格はなかったよね」 |
升 | 「なかった。どっちかって言うと、実行する時に輝きを発するタイプ(笑)」 |
直井 | 「あははは。タケロンって呼ばれてたひとがいたんだけど、その人がほとんど構成を考えてて。すごいんだよね。『豆太郎』って劇なんだけど途中からウルトラマンになったり。なんかいろんなもんが出て。それで俺が最後に言ったアドリブの言葉が――最後おばあちゃんが死んじゃうんだけど、その死んじゃう原因が、なんか俺が『死んでくれ』みたいなこと頼むから死ぬんだよね(笑)。したらそれで、校長先生面々に呼ばれて、『人の死っていうのをそんな軽く扱っちゃいけない』って大怒られして。それで集会委員会は幕を閉じたよね(笑)。で、最後に5枚の反省文を書かされた」 |
升 | 「全員(笑)」 |
直井 | 「そのおばあちゃんが死んじゃうことだけじゃなくて、今までのこと全部についてね」 |
升 | 「1年間の悪行をね(笑)。もうね、最後ほんっと怒られたことしか記憶にない」 |
升 | 「それがヒデちゃんとの初めての出会いだよね。で、俺、その中でも小4の時、藤原に1回会ってるんだよ」 |
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