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幼稚園時代〜藤原&チャマ〜
藤原 「それでクリ組の時が『アンパンマン体操』。これは別に組全員がやるわけじゃなくて、指名された人が踊るだけなんだけど、俺とチャマは選抜されて(笑)」
直井 「だから同じ写真に写ってるんだよね」
藤原 「そう、同じ、アンパンマンの衣装着て踊ってるんだけど、俺ん家に2枚くらいその写真があるんだけど、どっちも俺カメラのほう向いてないの。チャマだけこっち見てんの(笑)。俺の親が撮った写真、チャマだけカメラ目線なの」
直井 「その頃からだよ。その頃から」
藤原 「で、その次の年長の時も俺とチャマ同じ組で、『宇宙の探検隊』って劇やって」
直井 「そう。で、藤原は『宇宙の探検隊』の時点で既にリーダーなの」
藤原 「俺隊長だったの」
直井 「で俺は、ワニ。緑の全身ジャージ着せられて、『ここには、宇宙船の欠片は落ちてないよ』って藤原に言う役(笑)」
藤原 「俺、任命されたんだよ。『俺隊長やりたーい』とか言ったわけじゃなく。でもすげーいい劇だったと思う、たぶん」
直井 「良く出来てたよなあ」
藤原 「升のいたすげー不良のヒバリ組は、なんか忍者のお話やってたよね」
「そう、やってたやってた」
直井 「どういうやつだった?」
「なんかあんまり覚えてないんだけど、俺がコウモリ忍者だったってことは覚えてる」
3人 「あはは!」
直井 「面白すぎる(笑)」
「話は覚えてないけど、忍者が修行するみたいな話だった」
藤原 「そうそう、すっげー修行してんの」
3人 「あはは!」
直井 「とび箱とか飛んだりしてたよね」
「俺はとび箱を飛び越えられない役で。ほんとに越えられないひとのために、上手く先生が、飛び越えられる奴が3人続いて、最後の一人は越えられないってオチを作って。俺がそういう、持ってく役をね(笑)」
藤原 「めちゃくちゃ体育会系だったな、ヒバリ組は。それに比べたら俺らすごい文化的だな」
直井 「文化的だったんだよねえ。色が、俺らは緑だったよね。黄緑…なんか浅い緑で。ヒバリ組はめちゃめちゃ小豆色笑。で、増川のカモメ組は青だったよね」
藤原 「升はヒヨコん時はいねーべ」
「いない、ウメから」
藤原 「だから年少からいる奴らから見れば、年中から入ってきた奴らは結構アウトサイダーだから。升とはあんまり交流なかった」
直井 「うん、幼稚園時代の升はわかんねえ」
「あんま覚えてないけど、ほんとね、どうってことない人間だった(笑)。コウモリ忍者の最後に回されるような人間だった(笑)。でも、まあ今もそんなに変わってないと思うけど、世界の中心は自分だから。自分が年中から入ってきたら、みんなもそうしてると思ってた。自分がゼロでスタートしたら、前からスタートしてるひとは見えてない。見えてないっていうか、みんな横並びで見てたから」

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