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高校時代〜4人で大会出場〜
藤原 「で、そんなこんなの時、高1の終わりぐらいに、雑誌に載ってた某大会に出てみようってことになって。で、エントリーするんでメンバー名を書くって時に、もうひとりのギタリストをどうしようってなったんだよね。それで協議の結果、『4人で出てみっか』ってことに」
直井 「内緒でね(笑)」
藤原 「どうせ優勝とかでもないだろうしって感じで。でも出てみたら、結構な結果を出しちゃったの。地区大会勝ち上がって、次に千葉ブロック。それは千葉パルコでやって」
直井 「すごい広かった。俺駆けずり回ったよね」
藤原 「そうそう。変なカッコしてたよ。頭にスキーのゴーグルつけてた(笑)。で、それも勝っちゃったの。そいで、ボチボチ友達もそういうのを観に来てくれるようになって。それで最後、日本青年館に立ったんだよな」
「それが関東大会」
藤原 「その先には行けなかったんだけど。でも、さすがに地元にそういう噂は広まってて。で、帰ってきたらやっぱりそいつも知ってて。悪りぃことしたなって、すごい思ったんだけど、やっぱ残念ながら、友情の物語よりも結果がすべてだった部分があったりして」
直井 「やっぱ4人の方が良かったんだよね」
藤原 「すごいシェイプされてたんだ、音が。だから音が答えを語ってたんだよ」
直井 「なんかね、5人だと合わせてる感じしなかったんだけど、4人だと合わせてる感じになったんだよ。で、その大会の時に、初めて某音楽会社の人から声がかかって。それで4人で東京に行って。したら言われたことは……」
藤原 「『なんで英語で書くの』って聞かれたんだよね。で、その時ちょっと洒落こいちゃってね、デケェこと言ってやろうと思って……」
直井 「『世界に通用する』みてーな」
藤原 「そういうこと言っちゃって。『バッカヤロー、お前まず日本で通用するような詞書けよ』って言われて。その通りだと思った。ムカついたけど言い返す言葉がなくて。でも英語で書いてたよな、しばらく」

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